子ども二人を育てていくこと
なんの覚悟もなく突然夫が亡くなってしまった。
あまりの悲しさ寂しさに打ちひしがれ、その後は残された子どもたちをしっかり大人に育てあげなくては…という決死の気持ちでいる。
ひとり親家庭の心配事のひとつに、やっぱりお金の悩みは上位にくるのではないだろうか。わたしはそう。
亡き夫はとてもしっかりしていて、我が家の家計のことはすべて任せていた。
育児には不参加だったけど家事はしてくれていた。
育児はわたし、家計管理は夫、家事は二人で、という形。
突然降ってきた家計管理。
しかも夫のように稼げない一般事務職の私。
子どもを育てるにはお金が必要。

いきなり稼げるようになるのは難しいから家計管理能力を磨かねば~
資産の管理能力がすさまじかった夫
まずは夫のスマホからマネーフォワードをチェック。
ちなみに夫のスマホが開けるようになったのは、死後、指紋を拝借しロックを解除した。義姉と一緒に行ったがロック解除した瞬間、二人で歓喜の声をあげた。
葬儀屋さんにきいたところ、普通は死後、スマホの指紋認証が正常に動作することは稀なよう。たまたま運よく開けることができた。(死んだ夫にとっては嫌だったかもしれぬ。)
その後、パスワード管理しているスプレッドシートファイルを発見し、ロック解除の4桁パスワードもゲット。
このおかげで、ゆっくりと夫のスマホをチェックができている。
夫のスマホ、中身がキレイに整頓されてる
整理整頓が大得意だった夫。さすがスマホの中も整頓されていてみやすい。
夫のマネーフォワードを開き、そこで衝撃の事実が発覚。
我が家の資産、とてもきれいに管理されている…。
私のスマホにも夫がマネーフォワードをいれていて、私の少ないお給料やらは自分で管理させられていた。なので使い方や見方はある程度把握。(たまに夫がチェックして抜けがないか直してくれていた)
夫のマネーフォワードでは、資産があらゆる預け先に分散されており、思わずロック解除した時と同じ感嘆の声「おぉ!」がでた。
しかし、預け先が分散されすぎていて、

(え、これ全部私がこれから相続手続きのために連絡するの・・・?)
と思ったのもまた事実。
夫が残して管理してくれていたお金
夫がしっかり働いてきっちり管理してくれていたお金。
きちんと子どもたちのために使いたいと強く思った。できれば2人ともそれぞれ興味のある分野を学ばさせてあげたい。
しっかり自立した幸せな社会人に育ってほしい。
私が無駄遣いせずにマネーリテラシーを高めれば、夫が残してくれたお金を二人の教育費のために取っておいてあげられる。
そういえば、夫は生前、いろいろお金のことについて教えてくれてたな…と今になって思い出す。きちんとお金の管理することで夫の思想に触れているような気がする。