90歳超えの祖母がいます。
なかなかクセのあるおばあちゃんですがwww、私は大好きです。
先日、実家に帰省した時に祖母からお小遣いだと30万円も(!)頂きました。
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祖母の励ましが一番心に沁みる
私が34歳で夫を亡くし、祖母は大変心配をしてくれています。
それと同時に
「ふんばるんだよ!」
「頑張るんだよ!」
と会う度に励ましの言葉をくれます。
夫が亡くなったことを聞いた時は真っ先に電話をくれました。
祖母はたくさん苦労をしていて、私もそれを知っていたので、祖母からでる「ふんばれ。がんばれ。」の言葉は大変な魔力を持って私の背中を押してくれます。
そんな祖母と話しをしていたら、
祖母「私の人生、苦労ばっかりでね」
祖母「私の人生なんだったんだろう、って思ってるよ」
と90歳超も生きてきた人が言いました。
祖母のはなし
戦争の経験
祖母は10代の時に戦争を経験しています。
祖母は8人兄弟の一番上だったこともあり本当に苦労したと言っていました。
終戦の時は一番下の兄弟は乳飲み子、その上は3歳と4歳くらいだったそうです。
戦後、船で移動する時は祖母のお母さんは乳飲み子を抱っこして、祖母は3歳と4歳の手をギュッと繋いで家族が離れないよう気を配っていたそうです。
その頃、祖母のお父さんは40歳前後。
その頃の40歳前後の男性には仕事なんてないと祖母が言っていました。
長女である祖母と次女がタバコや石鹸を売って家族を食べさせていたそうです。
10代後半の一番生命に溢れキラキラした時代を家族のために必死に働いて頑張っていた祖母を思うと涙がでます。
祖父との結婚
そんな祖母。
めちゃめちゃイケメンの優しい祖父と結婚します。
いやいや、これもうこのために生まれてきたでしょ!
たしかに、祖父は船乗りだったので子育て中は何か月も家におらず、子どもはみな健康ではなかったので大変だったと思います。
祖父は2011年に89歳で亡くなりましたが、結婚生活はおそらく60年くらい。
ずっと仲が良さそうだったし、羨ましいなぁと思うところもあるのですが、
「自分の人生なんだったんだろう」
と、祖母は毎日思っているそうです。
30万円の使途
そんな話しをした後に祖母がポンとくれた30万円。
(国の特別給付金より多い。。。)
使い方、色々考えてしまいました。
「今を生きる自分のため」に使おう
ひとり親になってから、子どもの養育費や教育費が心配で夜眠れずエクセルを立ち上げては計算をする日が何度もあります。
男の子2人を大学まで行かせてあげられるだろうか。
私も夫も大学をでたのでできればちゃんといかせてあげたい。
しっかり計画的に行動しようと思い、今更ガス代にも気を配っています。

そんなにお金の心配しているのに。
私はこのお金を自分のために、
「投資」でもなく、「消費」でもなく、
「浪費」に使おうと思っています。
突然降ってわいたあぶく銭。(あぶくどころではない金額だが)
私が「私の人生なんだったんだろう」って思わないように、祖母が想ってくれたお小遣い。(お小遣いどころの金額では(以下略))
未来のためではく、今が楽しくなるような、夫と死別してもちゃんと前をむいて生きられるような、そんなことに使いたいなぁとぼんやりと思っています。
この選択、後になって後悔しないといいなぁ・・・。
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