昨年夫が亡くなり相続が発生しました。
相続が発生すると「相続税」のことも考えなくてはいけません。
相続税の基礎控除は、
3,000万円+600万円×法定相続人の数。
我が家の場合、法定相続人は①私と②4歳長男と③2歳次男の3人。
遺産のうち4,800万円までは相続税がかかりません。
遺産総額から4,800万円を差し引いて残った部分に相続税がかかります。
しかし、配偶者の場合は相続した相続財産が1億6千万円以内だと無税になります。
我が家の場合、夫名義の(役にも立たない)不動産があり、遺産総額が4,800万円超~1億6千万円内ということがわかっていました。
法定相続分通りに子ども達と遺産分割して相続すると子どもに相続税がかかりますが、
私が全てを相続すれば、配偶者控除で無税となります。
幼い子どもに税金の負担をさせないため、税金を学費や養育費にまわせるよう、家庭裁判所とのやりとりを頑張りました。
そして無事に子ども達は相続せず、私が養育費として遺産全てを相続できる許可を家庭裁判所からもらいました。
これで税金が発生しないと喜んでいたところ思わぬ事態に見舞われました。
配偶者控除を使うには相続税の申告が必要なんですって・・・・。(ふるえ)
配偶者の税制軽減には申告が必要
制度があるから相続税の申告をしなくても良いと思い込んでいた(幸せな頭)ので青天の霹靂。
慌てて1日かけて相続税の申告方法を調べて実際に1人で記入を試みましたが、どうにもギブアップ。
なぜかというと、夫が勤めていた会社から、
お見舞金やら、
保険金やら、
弔慰金やら、
退職金やら、
いろんな名前のお金が発生していて(ありがたいことです・・・)、どのお金がどの項目に該当するか、ちゃんと勉強しないとわからない、ということがわかりました。
不動産の評価の仕方もわからない。
(どうせどう頑張っても1億6千万円は超えないからてきとーにやっても無税だけど…。)
相続税の申告は死亡を知った翌日から10ヶ月以内に申告しなくてはいけません。
調べたところ、相続税の申告期限を過ぎても配偶者控除はうけられるし、納める税金が無ければペナルティもなさそうだけど、やっぱり期限に間に合わせたい。納税は国民の義務。
ということで、1人で申告書を作成する作戦から、
大急ぎで税理士さんを探す作戦に変更しました。
税理士ドットコム
YouTubeでリベ大のライブを見ていて良かったと思います。
両学長が税理士の探し方の話しを以前されていたのを思い出し過去のライブをあさりました。
そうして「税理士ドットコム」の存在を思い出す。
ありがとう、両学長。
このサイトを使えば税理士さんを探すことができます。
できれば近所が良いな~と思いながら近所で相続税に詳しそうな税理士さんを探し、1人連絡をとってみました。
しかし、期限が短いからか、夏季休暇を理由に断られてしまいました。
こんなこともあるのね・・・と心が挫けました。
身近な人から税理士を紹介してもらう
実は同じ部の別のチームに税理士免許を持った後輩がいます。
チームが違うのとコロナ禍で在宅勤務が多くてついこの間までは交流がなかったのですが、つい先日はじめて一緒にランチしてたまたま隣の席に座ってお話しする機会がありました。
とても優秀だとまわりの評判通り、ちょっと話しをしていてもわかるくらいとっても信頼できそうな良い子でした。
後輩君自身は相続税専門ではないものの、税理士の横のつながりがあるかもと藁にもすがる思いで後輩君に電話。
信頼できる人は信頼できる人を紹介してくれるはず・・・!
ありがたいことに税理士の横のつながりがあり、相続税専門の税理士さんを紹介してもらえました。
税理士費用の相場を知る
配偶者控除で相続税は無税だけど税理士費用はかかることになりました。
相続税申告の税理士報酬の相場は遺産総額1%くらい。
相続税の申告が必要な遺産総額って小さくないからその中の1%って大きい。
遺産がもし5千万円だったら税理士費用は50万円。どひゃー。
高いなんていったらプロに対して失礼になるかとは思いますが…相場を知らなかったので衝撃はありました。
でも、
「短期間では自分ではできない」
「プロにまかせて安心を買いたい」
「これが両学長のいう「使う力」?」
と思い、税理士さんと契約しました。
ありがたいことに後輩君からの紹介ということで紹介割引を適用してもらって相場よりは安くしてもらいました(涙)
請求書をみて、期間があと3ヶ月くらいあったら自分で本を買って申告書埋めてたかな~とため息をつきつつも、でも配偶者控除適用に申告が必要かどうかさえ調べなかった私だから時間があっても申告書埋められなかっただろうな。
あと夫が亡くなってからのこの数か月を1人で走ってきたから頼れる誰かがいるってやっぱりありがたい。
わたしの税理士さん、頑張って!